- 『水平思考』って何ですか?
- 思考法の使い方を知りたい!
- 会議にすぐ使えるラテラルシンキングが使える?
そんな疑問に答えます。
『水平思考(ラテラルシンキング)』をたまに耳にしませんか?
何かしらの思考法だと予想できますが、どのようなものなのでしょうか?
また、聞いたことがあっても、実際に使ってみるのが難しいかもしれません。
そこで今回は「水平思考(ラテラルシンキング)とは」から、「水平思考を実際に使ってみるには?」や「『6つの帽子』思考法のご紹介」までをまとめました。
この記事を読めば、新しいアイデアをあなたの仕事にも取り入れられるかもしれません。
- 水平思考(ラテラルシンキング)とは
- 『6つの帽子』思考法って何?
- 『6つの帽子』を使ってみよう!
水平思考(ラテラルシンキング)とは
『水平思考(ラテラルシンキング)』とは、横に/水平方向に思考を広げていく考え方です。
新しいアイデアを考えたい時に、アイデアの幅を広げる効果的な思考法になります。
ここで重要なのが、
たとえば、迷路を並列思考で解いてみると……
- 壁の外側を通っていく
- 壁の上を飛んでいく
- 壁をこじ開けていく
いろいろな奇想天外な答えが出てきますね。
「合ってる/間違ってる」や「あり得る/ありえない」は関係ありませんよ。
よって、『水平思考』はどんどんアイデアを発掘していく、画期的な思考法です。
ですが、ここで一つ問題があります。
「どのようにしたら並列思考をビジネスに取り入れられるのか?」です。
そんな並列思考を実践するのに役に立つ、『6つの帽子』思考法をご紹介していきます。
『6つの帽子』思考法って何?
『6つの帽子(Six Thinking Hats)』は、エドワード・デボノ博士によって考案された並列思考をわかりやすく実用化させた思考法です。
この思考法の核になってくるのは、違った色の六つの帽子になります。
それぞれの色には次のような意味が!
- 白い帽子:情報ベースで考えよう
- 赤い帽子:感情的に考えよう
- 黒い帽子:消極的に考えよう
- 黄の帽子:肯定的に考えよう
- 緑の帽子:クリエイティブに考えよう
- 青い帽子:俯瞰的に考えよう
この六色の帽子をとっかえひっかえ被っていきます。
帽子が変わると、いつのどの考え方をそればいいのかが視覚的にわかりやすいですよね。
だからこそ、会議でのアイディエーションなんかにはぴったりになります。
それでは、実際にどう『6つの帽子』を使っていけばいいのか、詳しく見ていきましょう。
『6つの帽子』を使ってみよう!
ここではグループ会議での『6つの帽子』の活用方法をご紹介します。
- 6色の帽子/カード/小物を準備しよう
- 発言者がひとつの帽子をピック
- メンバー全体の帽子カラーを指定もできる
- それぞれ2と3を繰り返して話し合いを展開する
- どの考え方でも問題がないなら終了
最初のピックは、白い帽子か青い帽子かがおすすめです。
白い帽子で、情報の整理・再確認から入ってもいいですし、青い帽子で、全体的な話し合いから始めてもいいでしょう。
そして、そこから話し合いを展開させていきます。
もし発言したい時には、どの帽子(思考法)を用いているのか、被って示してください。
また、個人だけでなく、全員が同じ帽子を被って考えることもできますよ。
たとえば、ここから10分は緑の帽子を被って、発想の展開をしていこう!と展開していけますね。
他にも、全員が黒い帽子を被ることで、悪者を作らず、全員で批判的な観点からアイデアを吟味できるはずです。
『6つの帽子』思考法は一見、面倒なように思えますよね?
ですが、次のようなメリットがありますよ。
- 一つの役割に固執しなくていい
- 視覚的にどの考え方なのかが明確になる
- 色々な思考法を用いて並列思考を活用できる
こうしたメリットから、良いアイデアを考え出したい会議におすすめな思考法です。
『6つの帽子』思考法を、ぜひお試しください!
【まとめ】水平思考で考えの幅を広げていこう!
この記事では、並列思考とそれを実用化した『6つの帽子』思考法についてご紹介してきました。
新しくデザインするというのは、既存のものに似ていたり、なかなか差別化が難しいです。
だからこそ、別の視点で考えるだけでも、新しいアイデアが掴めるかもしれませんよ。
ぜひここでの学びを生かしてみてください!
もし黒い帽子でもある批判的な考え方(クリティカル・シンキング)について知りたい方は、次の記事がおすすめですよ。
他にも、語彙力を高めてより多くを表現できるようになりたくはありませんか?
最高のアイデアが思い浮かんだのなら、思いをしっかりと伝える技術を極めましょう。
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