平凡な大学生「大学に入ってから、どんな英単語を覚えればいいのかわからない。大学生に合った英単語帳はないのかな?」
そんな悩みを解消します。
日本の大学生のほとんどが受けることになるのは、TOEICですよね。
ただ、英語の語彙力をそれほど求められていないせいで、TOEICの単語帳はそれほど語彙力アップには向いていません。
すると、なにで学べばいいのか分からず困ってしまいます。
そこで今回おすすめするのが、GRE(Graduate Record Examination®︎)の英単語です。
GREは、TOEICやTOEFLを運営するETSという組織の、大学院受験用の試験。
この記事を読めば、GREの英単語を学ぶ価値がしっかりわかりますよ。
- GREとは
- なぜGREの単語がおすすめなのか
- GREに頻出する単語の例
それでは見ていきましょう。
GRE(Graduate Record Examination)とは
まず、GRE(Graduate Record Examination)を知らない方にむけて、ざっくりこれはどんな試験なのかを説明します。
GREは、アメリカやカナダの大学院を目指す学生向けの試験です。
ここで英語試験と聞くと、TOEICやTOEFLをイメージされるかもしれませんね。
ですが、TOEICやTOEFLとは、どう違うのか簡単に見ていましょう。
TOEICとは
TOEIC(国際コミュニケーション英語能力テスト)は、主にビジネス英語をとりあつかった試験です。
TOEICのターゲット層としては、就活前の大学生や会社員になります。
もともと北岡康夫さんが、日本人向けのコミュニケーション英語検定を作りたいという思いから、TOEICが始まりました。
なので、基本的には日本人向け、それほど英語力も求められないですし、海外でのTOEICによる効力も薄いのが現状です。
TOEFLとは
TOEFL(トフル:外国語としての英語のテスト)は、英語ネイディブではない方に向けた英語検定です。
TOEFLでは、英語のなかでも大学の講義や会話などが取り上げれています。
なので、ターゲットは英語が母国語でない高校生が主になってきます。
よって、海外大学への受験での英語力の証明に活用できるのが大きな特徴ですよ。
GREの特徴とは
では、本題に戻って、GREを見てみましょう。
GREは、TOEICとTOEFLとはまた視点が違っており、大学院に受験するための試験です。
試験者のなかにも、大学院を目指すネイティブの学生もたくさんいますよ。
なので、これまでの日本の会社員に役立つコミュニケーション英語でも、英語ノンネイティブ学生の役立つ大学英語でもありません。
GREで求められるのは、以下の3つの能力を英語ベースで使いこなせるのかです。
- 分析的に書く力(Analytical Writing)ー論文
- 言語的に理論づける力(Verbal Reasoning)ー英語
- 量的に理論づける力(Quantitative Reasoning)ー数学
TOEICやTOEFLとはまったく方向性が違いますよね。
こんな他とは違った方向性が「なぜGREの英単語を覚えていくべきなのか」につながっていきますよ。
なぜGREの単語がおすすめなのか
なんとなくGREがどんな試験なのかわかったところで、なぜGREの英単語なのかと疑問にあるかもしれません。
また、GREでは分析的や論理的思考が求められていますよね。
なので、GREの単語を勉強することで、より踏み入った実用的な語彙力アップに繋がます。
すでに紹介したように、TOEICはコミュニケーション英語をベースにしていますよね。
なので、新しい英単語をたくさん知れるわけでもなく、語彙力アップには向いていません。
TOEFLは、たしかにTOEICよりも総合的な英語のレベルは高いと言っていいでしょう。
ただ、さまざまなジャンルの講義に向けた内容になっていて、実用的な英語の語彙力アップにつながりにくいのです。
総じて、大学生の英語の語彙力をあげるのなら、やはりGREの英単語がおすすめになります。
GREに頻出する単語の例
ここでは、どんな語彙が学べるのか、いくつか例をみていきたいと思います。
このセクションの英単語は、GREで頻出される単語20選(Top 20 Most Tested GRE Words)というブログ記事を参考にしていますよ。
英単語(形容詞) | 意味 |
---|---|
Auspicious | 幸先の良い, 将来の明るい |
Capricious | 気まぐれな, 移り気な |
Ephemeral | 短い期間しか使われない |
Fastidious | 細かい, 潔癖な |
Loquacious | 多弁な, おしゃべりな |
Magnanimous | 器の大きい, 心が広い |
Pragmatic | 現実的な, 実用的な |
Reticent | 寡黙な, 控えめな |
Sanguine | 楽観的な, 自信を持った |
日本語でも日常的に使うような表現もありますよね。
英語となると気の利いた言い回しができなくなる、そんな悩みを抱えた人にはぜひおすすめしたい単語たちです。
もしもっといろいろな単語を学びたいのなら、経済雑誌『エコノミスト』の「難易度別!知っておくべきGRE単語(Most common GRE vocabulary: A list organized by difficulty)」という記事を読んでみてください。
他にもオンライン上でたくさんのGRE向けの単語帳が見つけられるので、チェックしておくといいですよ。
ただ、それでも「まだ物足りないよ」という方は、GREの単語帳はいかがですか?
まとめ:英語の語彙力アップにはGRE
このように、この記事では、大学生で英語の語彙力アップを狙っていきたいという方に向けて、GREの単語を紹介してきました。
大学生になって、英語の勉強がおろそかになっている方には、これらの英単語の勉強は有意義になりますよ。
英語の語彙力なんていらないという方もいるかもしれません。
ですが、これからのグローバライゼーションには欠かせない、英語での表現の幅を広げられるのは、とても重要とは思いませんか?
まずは、ここでも紹介した頻出のGRE英単語を覚えて、使ってみて、それからステップアップしていってください。
この記事が役に立ったのなら、嬉しいです。
もし「GREよりもTOEFLの点数をあげたいよ!」という方には、完全攻略記事も書いてあります。
また、「まずTOEFLを受ける意味ってあるの?」と思っている方には、メリットとデメリットを紹介した記事もあるので、ぜひ読んでみてください。
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