
- 活動内容の上手い書き方は?
- 課外活動はどうアピールする?
- もし書く課外活動がないなら?
そんな疑問に答えます。
『部活はアピールポイントになる!』、そう耳にしたことはありませんか?
課外活動とは、部活やアルバイトなどの学業外でのあなたの活動です。
せっかくなら、そんな課外活動へ注いだ頑張りを、しっかり伝えたいですよね?
そこで今回は「課外活動のアピールの書き方」から、「書く際の重要なポイント」や「課外活動がない方のススメ」までをまとめました。
この記事を読んで、推薦における大学入試にも役にたつ、良く伝わる書き方を学びましょう。
- 課外活動のアピールの書き方
- 課外活動の書く際の5つのポイント
- もし書くような課外活動がないのなら?
課外活動のアピールの書き方
同じ活動でも、書き方や表現方法によって伝わる内容がまったく違います。
そこで基本となる、次の3つ内容をここで押さえていきましょう。
- スキルと具体例を組み合わせよう
- どんな失敗をどう乗り越えたのか?
- 実績があれば一文を添えて
それでは見ていきます。
スキルと具体例を組み合わせよう
まず重要なのは、課外活動を通して「どのようなスキルを得られた/伸ばせたのか」です。
ここでのスキルは、次のようなものが挙げられます。
- 忍耐力
- 計画力
- 柔軟性
- 創造力
- 課題発見力
- 傾聴力(聴く力)
- リーダーシップ(統率力)
- ストレスコントロール力
- 規律性(約束やルールを守る)
- 主体性(周りと力を合わせる)
- コミュニケーション能力、など
では、活動ごとに、どの能力が当てはまるのか、2つから3つ書き出してみましょう。
それができたら、具体例の準備です。
その能力がまさに発揮できた実体験を懐かしむ感覚で、思い起こしてみましょう。
たとえば、
3年間のあいだ、毎日トレーニングの後には、日記に三つの反省点と改善できることをまとめた。(計画性+課題発見力)
ここでは具体的であれば、具体的なだけ良いです。
なので、「サッカー部の部長だったから、リーダーシップがある」では足りませんよ。
こんな風にイメージしていきましょう。
練習をサボる3人の部員と一人ずつ話し合い、部活に参加してくれるようになった。(リーダーシップ+傾聴力)
しっかりと具体性を持たせることがポイントになりますよ。
最後に、スキルと具体例を組み合わせて、書いて上げましょう。
- 活動内容+2つの能力(1文)
- スキル(1)の具体例(2~3文)
- スキル(2)の具体例(2~3文)
- まとめ(1文)
あなたの文章は、あなたの能力をしっかりと伝えてますか?
どんな失敗をどう乗り越えたのか?
「能力だけでなく、ストーリーも持たせたい」そこで役立つのが失敗談です。
ここで重要になるのが『貴方がどんな人なのか』を伝えることになります、
- どんな失敗だったのか
- どう乗り越えたのか
- どんなことが学べたのか
これらに正解も間違いもありませんよ。
たとえば、学校の予選に熱を出してしまったという失敗。
ここから学べるのは、
- 応援の大切さ
- 体調管理の重要性
- 練習もしすぎは問題
などがありますよね。
まずは箇条書きにまとめてみて、そこから文へ、文章へと書き上げていきましょう。
- 失敗談+感情(1~2文)
- どう乗り越えたのか(1~2文)
- どんなことを学んだのか(2~4文)
- まとめ(1文)
あなたの文章は、あなた自身をしっかりと体現していますか?
実績があれば一文を添えて
最後に、やっぱり押さえておきたいのは、活動実績です。
もちろん必須ではありませんが、あるに越したことはありません。
小さい大会でも優勝したのなら、しっかりと一文添えてあげましょう。
ただ、スポーツ推薦のように、メインとなる実績でない限りは、一文が重要です。
「自慢ではなく、提示する」そこがアピールの底上げをしてくれますよ。
ぜひ何か実績があるのなら、書いてあげましょうね。
課外活動の書く際の5つのポイント
課外活動の書き方がわかったところで、さらに書くポイントを五つご紹介します。
- 誇張はしない
- 単語や文法は完璧に
- 論理的な構成を意識して
- 別の人に読んでもらおう
- 文字数いっぱいを書いていく
順番に見ていきましょう。
誇張はしない
正直に書くことは大切です。
有りもしなかった話や思ってもないことを書くと、意外と文章から伝わっていきます。
少しの誇張は問題ありませんが、「大袈裟になりすぎていないのか」しっかりと確認しておきましょう。
正直に、真摯に嘘をつくのです。
単語や文法は完璧に
意外にも重要なのは、内容だけではありません。
単語や文法などの書く当たり前の技術です。
ほとんどないのが当然なのですが、逆に一つでも謝った文章には目がつきます。
なので、文章の全体をしっかりと読み直して上げることが不可欠ですよ。
論理的な構成を意識して
文章力に通じますが、論理性も大切です。
書きたいことを書こうとすると、文章のフローに違和感が生まれることがあります。
どの順番で、どのように書いていくのか、そんな構成力もが重要なのです。
読みやすさに気をつけて、書いていきましょう。
別の人に読んでもらおう
他の人の意見はとても役に立ちます。
単語や文法、構成などのポイントも指摘してもらえますね。
さらに、活動の関係者(他の部員や顧問の先生)に読んでもらうことで、あなたが覚えてなかった具体例が思いつくこともありますよ。
人に、特に友人に読んでもらうには、私自身も抵抗があります。
ですが、その人なりの読み方をしてくれるので、絶対に損はしないはずですよ。
文字数いっぱいを書いていく
アピールの文章を書く上で、文字制限がある場合があります。
そんな時は、できる限りいっぱいまでしきつめてあげましょう。
それだけでも印象や気合の入り具合の違いが一目瞭然です。
ただ、これはダラダラ書くのではありません。
簡潔に、だけども、しっかりと書くことが求められています。
もし書くような課外活動がないのなら?
帰宅部にもなると、「課外活動として書けることがなにもない」そんな高校生もたくさんいます。
そんなあなたは、趣味を課外活動にすることは、考えてみましたか?
基本的にどんな趣味でも、アピールできる課外活動にすることは可能ですよ。
たとえば、映画やアニメ鑑賞が趣味なら、それらの感想・レビューをまとめてあげましょう。
こんなスキルアップが測れるかもしれません。
- 文章にして伝える力
- 作品に対する共感能力
- 展開の先をイメージする創造力
他にも、
- 家事
- ゲーム
- シッピング
- YouTube視聴
- プログラミング
それぞれがどうやってあなたの能力を引き出しているのか、ぜひ考えてみてください。
これらは書き方次第で、十分にアピールになる課外活動になりますよ。
ただ、より大学への推薦入試を考えるのなら、おすすめの活動はまた別にあります、
もし受験に有利な課外活動に興味があるのなら、次の記事はチェック必須ですよ。
【まとめ】課外活動は受験のためではない?
このように、この記事では、課外活動のアピール文の書き方をご紹介しました。
さまざまな書き方や書く内容、ポイントがありましたよね?
課外活動は大学入試のために書く必要があるかもしれません。
ですが、それが本来の目的ではありませんよね?
本当に重要なのは、あなたが真剣に活動をして、それを楽しんでいたことです。
だからこそ、今まで楽しんできた活動を、アピールのために書く技術が伝わったのなら、嬉しいです。
そして、ささっと書けたら、また楽しみましょう。
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