【基礎編】ICT教育のメリット・デメリット9選《子供のeラーニング》

【基礎編】ICT教育のメリット・デメリット9選《子供のeラーニング》子供の教育
悩みを抱える女性
  • ICT 教育のメリットを知りたい!
  • ICT 教育のデメリットを押さえたい

こんな悩みを解消します。

ICT 教育とは、タブレットやパソコンなどの電子情報端末を活用した教育です。

専用のアプリやソフトウェアを使うことで、子ども達にわかりやすい、より現代的な教育になるでしょう。

また、日本政府によっても ICT 教育は推進されていますよ。

そこで今回は「ICT 教育のメリット・利点」に加えて、「ICT 教育のデメリット」についても包み隠さず紹介します。

✔️本記事で学べること

  • ICT教育のメリット5選
  • ICT教育のデメリット4選
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《子ども達が主役になる》ICT教育のメリット5選

ICT 教育の5つのメリットは下記になります。

  1. 教育がより効率的に
  2. 個人に合わせた学びを実現
  3. よりわかりやすい授業のツール
  4. 現代にいる情報リテラシーの強化
  5. 子どもが主役のアクティブラーニング

順にみていきましょう。

① 教育がより効率的に

ICT 教育によって、学校教育の各所でさまざまな効率化が図れます。

たとえば、ICT 教育なら、次のようなことも可能です。

  • 宿題をさっと管理
  • 教員同士での情報共有
  • 授業の使い回しが可能に

丸つけをデータ上でできれば、プリントはなくしませんよね。

また、資料のシェアやトラブルの解決など教員同士のコミュニケーションを円滑にできます。

そして、大学ではすでに導入されていますが、授業を動画として残せば、生徒は何回でも戻って見なおすことだって

このように、同じことを繰り返す手間などを減らしていけるのが、ICT 教育の強みですね。

② 個人に合わせた学びを実現

スマホの線路へと入っていく男性

ICT 教育を活用すれば、それぞれの生徒に合わせた学習速度で進めることもできます。

たとえば、進んでいる/ついて行けていない生徒には、上/下の学年の教材データを柔軟にシェアしたりと、学年に囚われない勉強も可能です。

現代の、全員が一斉に学ぶ授業とは全く違いますよね。

また、ICT 教育のおかげで、先生も「誰がどこまで進んでいるのか」がわかるので、困っている生徒への対策がしやすいのも利点です。

本来、基礎がわかってこそ、より難しい内容にチャレンジできます。

なので、一見マイペースで遅いようですが、長い目でみるとこの ICT 教育は子どもの学びの味方になってくれるでしょう。

③ よりわかりやすい授業のツール

ICT 教育によって、授業をわかりやすくしてくれるたくさんのツールが追加されます。

たとえば、こちらです。

  • 楽器・音楽
  • 3D 模型・グラフアプリ
  • 音声付きのデジタル教科書

こういったサービスやソフトウェア、アプリケーションはどんどん増えていくでしょう。

ただ、文章を読む教科書よりも、色々とバリエーションがあった方が、生徒も好きな学び方でより理解を深められますよね。

また、とくに小学校では、算数でも科学でも模型を使うことが多々。

今までは人数分の用意が必要だったりと面倒でしたが、タブレット一つで誰もがアクセスできるようになりますよ!

④ 現代にいる情報リテラシーの強化

プールサイドに置かれたタブレット

ICT 教育は現代の情報リテラシーを教えるのにもぴったり。

今の時代は、「どのように情報と付き合っていくのか」を子ども達も学ぶ必要があります。

  • ネットいじめ
  • リベンジポルノ
  • フェイクニュース
  • 違法ダウンロード
  • ウイルス・ハッキング

危険から身を守るためにも、実際に使っていくことで学べることが多くあるはずです。

また、現代の必須スキル『プログラミング』の勉強などにも適していることも、ICT 教育の利点ですね。

⑤ 子どもが主役のアクティブラーニング

ICT教育は、子ども達を勉強の主役に、『生徒主導』の学びを実現してくれます。

現在では子どもの「わかった!」を蔑ろにして、授業要領に合わせて教師が進めていく授業が一般的ですね。

ただ、これでは子ども達が真の意味では学べていませんね。

そこで、次のようなテクノロジーを活用すると、生徒も積極的に授業に参加できるようになるはずです。

  • アンケート
  • 質問フォーラム(匿名可)
  • プレゼンテーション用アプリ

こうしたタブレットなどの利用で、どの生徒でも楽しく学んでいける教育が待っていますよ。

《使い方次第では悪影響》 ICT 教育のデメリット4選

タブレットを熱心に操作する少女

ICT 教育の4つのデメリットは下記になります。

  1. 健康にも悪影響!?
  2. 間違った使い方ができる
  3. 言語発達に悪影響があるかも
  4. 教員たちも慣れるのが難しい

順番に解説します。

① 健康にも悪影響!?

室内に篭ってゲームをする少年

ICT 教育によって、タブレットの使用時間が増えていきます

すると、子ども達への健康にこんな悪影響があるかもしれません。

  • 肥満
  • 視力の低下
  • 社交性の低下
  • 集中力の低下
  • 不安感の増大
  • うつ病の発症
  • 睡眠の質の低下
  • 偏頭痛・関節痛
  • 感情(怒り)がコントロールできない

子どものうちからタブレットに依存しない生活習慣をつけておくことも大切ですよ。

② 間違った使い方ができる

タブレットが勉強にだけ使われれば問題は少ないです。

しかし、せっかくのインターネットを、間違った使い方をすると大問題です。

たとえば、こんな子供たちが増えてしまうかもしれません。

  • ネットいじめを行う
  • 動画を一日中見ている
  • ゲームを何時間もプレイしている

学校の先生も、家庭での使い方までは制限できないので、それぞれの家庭の方で対応しなければいけませんね

家庭ごとの格差が広がることになりそうです。

③ 言語発達に悪影響があるかも

熱心に携帯で遊ぶ少年

ICT 教育による、子どもの長時間スクリーンを見る行為は、子どもの言語発達への悪影響が危惧されます。

研究でわかっているデータだけでも、次の三つがあります。

  • 家族間の対話の時間が減ってしまう
  • 不適切な言葉を覚えてしまう
  • 言語に弱い脳にしてしまう

言語はコミュニケーションに欠かせない能力だけに、言語力の欠如は一生子どもに付き纏います

ICT 教育を使うからこそ、一緒に話す時間を増やしていきたいですね。

④ 教員たちも慣れるのが難しい

新しい ICT 教育の流れに、教員たちもまだまだ慣れるのに時間がかかります。

教え方をガラリと変えていくのも、教え方が定まったベテランの先生ほど難しいかもしれません。

たしかに ICT は負担を減らしてくれるかもしれませんが、まずは導入に慣れていくことが大切です。

より教員の力が試されるような教育になっていくでしょう。

【まとめ】ICT 教育のメリットとデメリットを使いこなせ!

タブレットでビデオ撮影をする少年

このように、この記事では、ICT 教育のメリットとデメリットについて紹介してきました。

メリットとしては、子どもにとっても嬉しいことばかりでしたね。

授業は楽しくなるし、理解もしっかりできる、現代にあったスキルも身に付けられます。

ただ、デメリットとして、タブレット端末の使いすぎがあげられましたね。

「どう家で使っていくのか」がかなり重要になりそうです。

実際、もう教育の ICT 化は止めることはできません

ですが、ICT 教育のメリットとデメリットを理解した上で、「どのように使っていけばいいのか」考えてみてください。

先に使いこなせれば、これからの教育革命の波にも乗っていけますよ。

ほかにも、次のような疑問ありませんか?

  • eラーニングと ICT 教育ってどう違うの?
  • 情報端末はどう使っていけばいいの?
  • 子どもがオンラインで学べるサイトはないの?

もし詳しく知りたいのなら、以下の記事がおすすめですよ。

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