自分の発音が気になる女性「日本人の英語は聞き取りにくいって良く聞きますよね。どうしたら英語の発音が上手くなるのでしょうか?」
そんなあなたの悩みを解決します。
日本人の英語には、知らず知らずのうちに和製英語やカタカナでの表現が混ざっていることが多いです。
なので、すこし気を付ければ、発音はそれほど心配する必要はありません。
とは言っても「やっぱりうまく発音したい!」という方に、入門から基本まで、英語の発音を上達する方法をご紹介します。
- 少しで変わる発音のコツ
- 日本英語を抜けだすテクニック
この記事では、初心者の方から、ステップアップしたい方まで、英語の発音について解説していきます。
それでは見ていきましょう。
【初級編】少しで変わる発音のコツ
まず、初級編としてご紹介した「英語の発音を上達する方法」は、主要な単語の発音を押さえておくことから始まります。
なぜなら、もともと初級者にもなると、使える英語は限られているので、それだけでも押さえられればオッケーだからです。
このセクションの進行は、次ようになります。
- 和英英語なのかを知ってみる
- 発音に気をつけたいカタカナ語
- 発音を簡単に身につけられる方法
順番に見ていきます。
和英英語なのかを知ってみる
ここでまず気をつけたいのが、発音以前に英語では通じない和製英語の存在です。
たとえば、次のようなカタカナ語がありますよね。
- デマ
- レンジ
- ドンマイ
- バイキング
- レントゲン
- アルバイト
- シャーペン
- サラリーマン
これらは発音に限らず、まったく英語では通じない表現です。
なので、これらはしっかりと英語での単語や表現で覚えておきましょう。
【正解】英語での表現はこちらをクリック
- デマ → ルーマー(rumor)
- レンジ → マイクロウェーブ・オーブン(microwave oven)
- ドンマイ → ノー・ウォーリーズ(No worries)
- バイキング → ビュッフェ(buffet)
- レントゲン → エックスレイ(X-ray)
- アルバイト → パートタイム・ジョブ(part-time job)
- シャーペン → メカニカル・ペンシル(mechanical pencil)
- サラリーマン → ビジネスマン(businessman)
これらは一度、和製英語を忘れて、辞書などで調べてみると確認することができるはずです。
発音に気をつけたいカタカナ語
次に気をつけたいのが、なんとなくは通じるけども、発音が英語とは異なるカタカナ語になります。
たとえば、次のような単語は英語での表現に似ています。
- コーラ
- サイン
- テーマ
- アパート
- アレルギー
- エネルギー
- アルコール
カタカナ言葉でも通じることはありますが、やはりこう言った言葉の発音の基本を直していきましょう。
【正解】英語での表現はこちらをクリック
- コーラ → コーク(coke)
- サイン → シグネチャー(signature)
- テーマ → スィーム(theme)
- アパート → アパートメント(apartment)
- アレルギー → アレジー(allergy)
- エネルギー → エナジー(energy)
- アルコール → アルコホール(alcohol)
こちらもどう発音しているのか、よく使う言葉から一つずつで調べていきましょう。
発音を簡単に身につけられる方法
ただ、和英辞書にある発音記号はまだ難しいかと思います。
すると、次のような検索結果が一番上に表示されます。
そこで表示されたアルファベット通りにローマ字読みをしても、どこか英語の発音っぽくなりますよ。
このように、初級では、よく使う単語を一つずつ調べて、発音を調べてみるという地道な作業の繰り返しです。
確かに地道ですが、確実に伝わる英語の発音が身につきます。
【中級編編】日本英語を抜けだすテクニック
中級編では、日本人が苦手な発音パターンを直していきます。
英語にあって、日本語にはない発音はやっぱり難しいですよね?
だからこそ、日本英語(ジャパングリッシュ)から抜け出すために重要になってくるテクニックです。
- 「TH(ティーエイチ)」の発音のコツ
- 「L(エル)」と「R(アール)」の発音の違い
- 「A(エイ)」と「U(ユー)」の発音の違い
順番に解説します。
「TH(ティーエイチ)」の発音のコツ
まず、英語で多用されるのに、日本人には発音が難しい「th」から紹介します。
わたし自身も英語をある程度話せるようになってからも、ずっと「th」の発音に関しては弄られ続けています。
一度「th」を間違って覚えると、わたしのように矯正していくのが簡単ではないので、初めのうちから押さえておくといいですよ。
「th」を含む言葉としては、たとえば、以下のような単語があります。
- ザ(the)
- これ(this)
- 主題(theme)
- 理論(theory)
- 方法(method)
- 滑らかな(smooth)
- 〜を通って(through)
意外に「th」は多いんですよね。
それでは「th」の発音のコツですが、舌を噛むことが肝心です。
舌を軽く上と下の歯を当てた状態で、息を出してみましょう。
「スゥー」のような空気の抜けた音がしませんか?
実は、この音が鍵になります。
この抜けた音を意識しながら、辞書にある発音記号に着目してください。
- もし「th」の部分が「θ」なら:息だけを出す
たとえば:theme, theory, method, through など - もし「th」の部分が「ð」なら:しっかりと発声する
たとえば:the, this, smooth, など
これを押さえられるだけでも、英語の発音が大幅に英語っぽくなりますよ。
「L(エル)」と「R(アール)」の発音の違い
次に、日本人がつまずきやすいのは「L(エル)」と「R(アール)」の発音です。
日本語のラ行というと「ら・り・る・れ・ろ」の一つですが、英語では、そこに2パターンあることになります。
ちなみに、日本語のラ行は「L(エル)」の発音に近いです。
なので、今回マスターしていくのは、「R(アール)」の方の発音になります。
「R」の発音で重要なのは、巻き舌のようなラ行を意識することです。
ボーカル練習での「タングトリル」を考えてみるとわかりやすいかと思います。
やり方は簡単で、上の前歯の近くに舌を持っていったあと、息を吐き続けることで、舌を早く小刻みに震えさせることができるはずです。
これを取り入れて、ラ行を発音してみると「ルァ・ルィ・ルゥ・ルェ・ルォ」のようになりますよ。
たとえば、こちらで発音練習をしてみましょう。
- 割合(rate)
- 遅い(late)
- 頼る(rely)
- くつろぐ(relax)
- 本当に(really)
「R」と「L」はスペリングから違うので、慣れてしまえば、意外に簡単に使い分けられるようになれるはずです。
「A(エイ)」と「U(ユー)」の発音の違い
最後に紹介するのは、「A」と「U」の発音の違いです。
これは人によっては、なかなか上手く言い分けられない英語の発音になります。
たとえば、次の単語を発音し分けてみましょう。
- 積む(stack)
- 抜け出せない(stuck)
- 競争路(track)
- トラック(truck)
- 従業員(staff)
- もの(stuff)
- 不足(lack)
- 幸運(luck)
- 狂った(mad)
- 泥(mud)
これらの「a」においては、はっきりと「ア」の発音でいえば完璧です。
ただ、「u」の発音は「ウ」の発音ではないのです。
個人的な感覚ですが、「ア」と「ウ」を混ぜたような音で、「u」は「ウァ」のような発音になります。
後半の「ァ」はとても小さな音で、口の形を「ア」で終えるイメージがいいかもしれません。
ちなみに、辞書にのっている発音記号では、今回比較した「a」なら「æ」と「u」なら「ʌ」のように表記されています。
ぜひ辞書などで調べつつ、それぞれの発音の違いを練習してみてください。
まとめ:英語の発音の上達には検索と反復がカギ
この記事では、初級者と中級者向けに英語の発音を上手くする方法をご紹介しました。
あなたの発音の課題や必要な訓練はわかりましたか?
最初に発音はそれほど重要ではないと言いましたが、やはり上手いに越したことはありません。
なので、しっかりとここで紹介した入門と基本を押さえておきましょう。
この記事が役に立ったのなら嬉しいです。
もしもっと上級者向けのネイティブ用の発音練習を知りたいのなら、ぜひお問い合わせください。
一人でも要望があれば、あなたに書いておきたいと思います。
他にも、「英語のリスニング力アップ」に興味はありませんか?
「聞く力の付け方」から「ためになる効率的な学び方」までを紹介している、次の記事がおすすめですよ。
コメント