インター校に子供を通わせるママ「海外に赴任している関係でインター校に通っています。やっぱり日本の学校の勉強もさせておいた方が良いでしょうか?」
そんな悩みにお答えします。
- 日本の勉強が必要かわかる3つの項目
- 日本の勉強をしておくメリットとデメリット
この記事では、子供がインター校に通っていて、日本の塾に通わせるべきか迷っている方にも役に立つはずです。
わたし自身も、中学生の時に海外のインター校に移った身なので、「どのような場合は必要なのか」を実体験からお話ししていきます。
それでは見ていきましょう。
日本の勉強が必要かわかる3つの項目
「インター校に通う上での日本の学校の勉強の必要なのか」この質問に答える上で重要になるのが、以下の3つのポイントです。
- 現在の学年
- 日本に帰国する予定
- インター校の学費を払う金銭面
順番に説明していきます。
現在の学年はいくつか
まずは、子供の学年をベースに考える必要があります。
まだ、小学生や中学生なら、日本の学校に通うと良いでしょう。
というのも、日本に帰っても苦労しないためを考えると、日本の学校の勉強は必要になるからです。
もちろん学校によって差はありますが、勉強の内容が日本の方が先を言っている場合が高くなります。
すると、新しい学校に移った際に、生活面でのプレッシャーに加えて、勉強の重みが積み重なることになります。
よって、小中学生なら、日本の学校の勉強をインター校と同時進行で行っていくといいでしょう。
対して、高校生になりますが、日本でも受験ムードになると同時に、インター校でも本格的な大学に向けたプログラムまたはその準備期間が開始します。
ですので、高校以降の日本の学校の勉強の必要性はグンと下がります。
理由は、そこからインター校での勉強もレベルアップするためだけではありません。
他にも、高校生になってから、周りと馴染み、大学受験を目指すのは、子供の精神的負担にもなってしまうからです。
このように、「小中学生なのか・高校生なのか」が日本の学校の勉強をしておくべきかを考える一つの柱になります。
日本に帰国する予定はあるのか
次に、日本に帰国する予定を考えておくと、先を見据えて予定がたてられます。
先ほど、小中学生ならば、日本の学校の勉強が必要になる可能性が高いとご紹介しました。
ですが、子供が高校生になるまで、海外にいる確証があるのなら、現在の学年にかかわらず、日本の学校の勉強をしておくメリットは薄いでしょう。
しかし、際どいのが、中学生でインター校にいる場合です。
なぜなら、日本に帰っても十分に高校始まりから転入も可能になるからです。
なので、高校一年生になる時に、日本の帰るようならば、子供だけを先に帰して誰かに預けることもできます。
もしその場合なら、日本の学校の勉強はしておくに越したことはないですよね。
このように、現在の学年だけでなく、帰国する時にはいくつになっているのかを考えておきましょう。
インター校の学費を払えるのか
最後に、重要になるのが、学費を払うだけの家庭的な事情です。
なぜなら、海外にいる間は、インター校に通っていても、学費のサポートをしてくれる場合が高いためです。
しかし、もし高校の途中で日本に帰ることになった際に、インター校に通わせられるのか考えておかなければなりません。
もし残すにしても、帰国するにしても、やはり学費がネックになるのです。
ですので、もし難しいのなら、やはり日本の学校の勉強は必要になってくるでしょう。
また、払えるにしても、そのまた先も見ておかなければいけませんよ。
つまり、インター校を卒業までできても、そこでお金が尽きてしまってはいけないということです。
なぜなら、インター校を卒業するということは、もちろん日本も含みますが、世界の大学へと進学することになります。
そして、海外の大学もまったく安くないのです。
よって、その場しのぎではない、さらに先を見据えた金銭面の問題をしっかりと考えておく必要がありますよ。
このように、日本の学校の勉強をさせるべきか悩んでいるのなら、しっかりと三つのポイントを考えておきましょう。
親の判断に良し悪しはありませんが、振り回されるのは子供にとっても好ましくありません。
なので、三つのポイントを踏まえて上で、子供がいま学校でどうなのか、新しい環境でも順応できそうなのか、なども考えておいてくださいね。
日本の学校の勉強をさせておくメリット・デメリット
ここまで、自分の子供には、日本の学校の勉強は必要そうか・必要はなさそうかが大体わかったかと思います。
そこで、必要のあるなしに関わらない、単純に日本の学校の勉強をするメリットとデメリットを解説していきます。
- インター校の先取り学習の形になる
- 日本人としての一般教養を身につけておける
デメリット:
- お金がかかる
- 子供に負担がかかる
ここでは、特にデメリットを見ていきましょう。
まずは、シンプルにお金がかかります。
実際、日本にいても進学塾などに通うことが多いでしょうが、海外料金ともいえる高い月額が請求される場合があるからです。
加えて、インター校に通う時期が長ければ長いほど、お金が積み重なっていきます。
もし日本に帰国した時のためを理由にしているのなら、大金を無駄にしたと感じてしまうかもしれません。
事実、2つメリットを見てもわかるように、子供にも意味のある学習です。
しかし、これは大きなデメリットと言えますよね。
次に、子供への負担が挙げられます。
実際、インター校に移って、学ぶことがたくさんある・友達を作る必要がある・生活が一転する、これらはどれも子供に多くな負担です。
そこに加えて、日本の学校の勉強というのは、子供に大きな負担をかけることになるのです。
よって、金銭面や判断をする上での親への負担だけでなく、子供にも精神的な負担を与えるのが、「日本の学校の勉強」のデメリットになります。
まとめ:日本の学校の勉強はできればやっておく
このように、この記事では、「日本の学校の勉強は必要なのか」を論点にして、解説してきました。
確かに、デメリットはありますが、それが解決できれば、やっておいて損はないことになりますよね。
また、やるからといって、全てを学び必要はありません。
最低限の科目を勉強しておけば、日本に帰ることになっても、順応していけるはずです。
実際、私もインター校に通いながら、数学と国語だけ、日本の中学・高校と同じ勉強を続けていました。
なので、今回紹介したいくつかのポイントを考えながら、あなたの子供にあった勉強をさせてあげてくださいね。
もしインター校に通うだけの英語力があるのか興味があれば、次の記事を読むと役に立ちますよ。
この記事が少しでも役に立ったのなら、嬉しいです。
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