ムーク初心者の会社員「ムークの種類が多すぎて、どれがいいか・どれから始めるべきかが分からない。Udemy・コーセラ・edX が有名らしいけど、実際どう違うの?」
そんな疑問に答えていきます。
この記事を読めば、ムークを始めるのに躊躇しているあなたでも、使うべき・使いたいMOOCプラットフォームがどれかわかるはずです。
それでは見ていきましょう。
3大ムーク(Udemy・Coursera・edX)の統計上の違いとは
3つのMOOCプラットフォームを比較する上で、それぞれのデータを比較していきます。
プラットフォーム | 開始年 | ユーザー数 | コース数 | 有料コース | 取得可能な学位 |
---|---|---|---|---|---|
ユーデミー(Udemy) | 2010年 | 240+ 万人 | 95,500+ | あり | 0 |
コーセラ(Coursera) | 2012年 | 560+ 万人 | 4,100+ | あり | 21 |
エデックス(edX) | 2012年 | 200+ 万人 | 2,900+ | あり | 12 |
コース数だけを見ると、Udemyは圧倒的な優位性がありますよね。
なので、Udemyは他の二つと比べても、多くのジャンルのいろいろなコースを楽しみたい人にはおすすめのMOOCプラットフォームでしょう。
ただ、ユーザー数を見てみると、人気No.1はコーセラ(Coursera)であることがわかります。
「みんなも使っている!」というのは一つの安心感に繋がりますよね。
また、大学・大学院からの学位が欲しいという場合は、CourseraとedXのどちらかになりそうです。
ちなみに、コースの質を測る簡易的な指標として、「1コースがどれぐらいのユーザー数を集めているのか」を見てみましょう。
プラットフォーム | ユーデミー(Udemy) | コーセラ(Coursera) | エデックス(edX) |
---|---|---|---|
ユーザー毎コース | ≈ 300人 | ≈ 13,700人 | ≈ 6,900人 |
すると、Coursera、edX、そしてUdemyの順番になりますね。
もちろん全員が1コースごとに履修していくことはありません。
ですが、少ないコース数でより多くのユーザーを集めているCourseraのコースの質が高いということを十分に推測できますよね。
このように、数値のみを見たところ、次のようなことがわかりました。
- コースの量と種類を優先するなら、ユーデミー(Udemy)
- コースの質や人気を重視するなら、コーセラ(Coursera)
ただ、残念ながら、現時点でエデックス(edX)への魅力は見つかっていませんね。
しかし、まだコースの金額やコースの運営方針など、数だけで測ることができない情報もたくさんありますよ。
Udemy・コーセラ・edX の特徴の違いとは
ここからは、一つ一つのMOOCプラットフォームに踏み込んで行きましょう。
- Udemy(ユーデミー)の特徴
- Coursera(コーセラ)の特徴
- edX(エデックス)の特徴
順に解説していきます。
Udemy(ユーデミー)の特徴
Udemyのコース数が多い理由には、誰でもコースを作ることができるためです。
なので、たとえば素人が動画を作成して、そこから収益を稼ぐことも可能性もあります。
しかし、逆に言ってしまえば、数は多くても内容が大して良くないコースが多く存在することになります。
また、各種の専門家によるコースも存在しますが、有名企業の優秀な社員や一流大学の教授が教えてくれるなどということは、少ないと思って良いでしょう。
さらに、Udemyでは誰でも収益化できる仕組みになっているので、有料のコースが多いのも特徴です。
有料コースの場合は、2,400円から24,000円に金額を設定することができますよ。
よって、Udemyの特徴は次のようにまとめられます。
- バラエティに富んだコースが多い
- 質や専門性が低いコースが多い
- 金額の高いものが多い(無料コースが少ない)
Coursera(コーセラ)の特徴
Courseraの人気の背景には、次の二つがあります。
- 権威性のある有名企業と一流大学の数々
- 無料で受けられるコースが多い
まず、Courseraには、専門性の高い選りすぐりのコース提供者たちがいます。
- グーグル
- IBM
- スタンフォード大学
- ジョージア工科大学、など
もちろん一概に質が高いとは言えませんが、優秀な教育者が多いのも事実なので、いくつもの豪華なコースを受けることができます。
また、Courseraでは無料で受けられる(audit)ができるコースが非常に多いです。
たとえば、プログラミングを学びたいと思ったら、一から無料で学んでいくことが可能になります。
さらに、もし課題の提出したい場合や修了書を受け取りたい場合は、有料化にするオプションもあるので、目的に応じて使い分けることができますよ。
ちなみに、有料にした場合は、だいたい一つのコースで5,000円前後になります。
Courseraの費用については、詳しくは次の記事から読んでください。
>>『【無料】コーセラ(Coursera)とは・かかる費用は【初心者向け】』
よって、Courseraの特徴は次のようにまとめられます。
- ユーザー数がNo.1
- 質や専門性が高いコースが多い
- 無料コースが多い
コーセラ(Coursera)には、特別、火の打ちどころはありませんね。
edX(エデックス)の特徴
edXは、Courseraの形式に似ているMOOCプラットフォームです。
edXは特に大学の協力が盛んで、次のような大学がコースを提供しています。
- ハーバード大学
- マサチューセッツ工科大学
- カルフォルニア工科大学
- 東京大学、など
確かに、大学群をみるCourseraにも、負けず劣らずですよね。
ただ、edXの差別化は以下の特徴によって行われます。
これは、つまり、edX自体は利益を出すためにサービスを行っていないということになります。
なので、edXにも有料化の機能がありますが、その全てがサイト運営費と提供者への報酬、そして次のコースのための出資に使われているのです。
また、運営スタッフなどもボランティアになってしまうため、最高の人材が揃えるのは大変難しいです。
ただその結果、コース数も利益を出して次々と展開できるCourseraに劣ってしまう現状があります。
ちなみに、edXの有料化にかかる費用は、大きく差があり、5,000円程度のコースもあれば、30,000円かかるコースも存在します。
ただ、有料化はCoursera同様「提出物を評価してもらうため」や「修了書をもらうため」の場合のみ必要になりますよ。
よって、edXの特徴は次のようにまとめられます。
- 質や専門性が高いコースが多い
- 非営利団体として運営している
- 無料コースが多い
- 全体のコース数やユーザー数が少なめ
もし非営利団体であることに感銘を受けたのなら、ぜひ寄付も考えてみてくださいね。
まとめ:目標やゴールに合わせて選んでみましょう
この記事では、MOOCプラットフォームの三大巨匠-Udemy・Coursera・edXをご紹介してきました。
今日の学びをまとめてみましょう。
プラットフォーム | コースの量 | コースの質 | 無料コース | 非営利性 |
---|---|---|---|---|
ユーデミー(Udemy) | ◎ | ◯ | ◯ | × |
コーセラ(Coursera) | ◯ | ◎ | ◎ | × |
エデックス(edX) | △ | ◎ | ◎ | ◎ |
このテーブルを参考にしながら、あなたの学ぶ目的やゴールに合わせて、ぜひMOOCプラットフォームを選んでみてください。
ただ、初めてみる分には、どれからでも良いと思いますよ。
まずは無料コースでそれぞれを試してみてから、どれをメインに使っていくのかを考えることもできるはずです。
また、1つでも学びたいコースだけを履修することもできるので、気楽にeラーニングを楽しんでいってください。
もしeラーニングに興味があるのなら、ぜひ次の記事を読んでみてください。
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