- ICT 教育のメリットを知りたい!
- ICT 教育のデメリットを押さえたい
こんな悩みを解消します。
ICT 教育とは、タブレットやパソコンなどの電子情報端末を活用した教育です。
専用のアプリやソフトウェアを使うことで、子ども達にわかりやすい、より現代的な教育になるでしょう。
また、日本政府によっても ICT 教育は推進されていますよ。
そこで今回は「ICT 教育のメリット・利点」に加えて、「ICT 教育のデメリット」についても包み隠さず紹介します。
- ICT教育のメリット5選
- ICT教育のデメリット4選
《子ども達が主役になる》ICT教育のメリット5選
ICT 教育の5つのメリットは下記になります。
- 教育がより効率的に
- 個人に合わせた学びを実現
- よりわかりやすい授業のツール
- 現代にいる情報リテラシーの強化
- 子どもが主役のアクティブラーニング
順にみていきましょう。
① 教育がより効率的に
ICT 教育によって、学校教育の各所でさまざまな効率化が図れます。
たとえば、ICT 教育なら、次のようなことも可能です。
- 宿題をさっと管理
- 教員同士での情報共有
- 授業の使い回しが可能に
丸つけをデータ上でできれば、プリントはなくしませんよね。
また、資料のシェアやトラブルの解決など教員同士のコミュニケーションを円滑にできます。
そして、大学ではすでに導入されていますが、授業を動画として残せば、生徒は何回でも戻って見なおすことだって!
このように、同じことを繰り返す手間などを減らしていけるのが、ICT 教育の強みですね。
② 個人に合わせた学びを実現
ICT 教育を活用すれば、それぞれの生徒に合わせた学習速度で進めることもできます。
たとえば、進んでいる/ついて行けていない生徒には、上/下の学年の教材データを柔軟にシェアしたりと、学年に囚われない勉強も可能です。
現代の、全員が一斉に学ぶ授業とは全く違いますよね。
また、ICT 教育のおかげで、先生も「誰がどこまで進んでいるのか」がわかるので、困っている生徒への対策がしやすいのも利点です。
本来、基礎がわかってこそ、より難しい内容にチャレンジできます。
なので、一見マイペースで遅いようですが、長い目でみるとこの ICT 教育は子どもの学びの味方になってくれるでしょう。
③ よりわかりやすい授業のツール
ICT 教育によって、授業をわかりやすくしてくれるたくさんのツールが追加されます。
たとえば、こちらです。
- 楽器・音楽
- 3D 模型・グラフアプリ
- 音声付きのデジタル教科書
こういったサービスやソフトウェア、アプリケーションはどんどん増えていくでしょう。
ただ、文章を読む教科書よりも、色々とバリエーションがあった方が、生徒も好きな学び方でより理解を深められますよね。
また、とくに小学校では、算数でも科学でも模型を使うことが多々。
今までは人数分の用意が必要だったりと面倒でしたが、タブレット一つで誰もがアクセスできるようになりますよ!
④ 現代にいる情報リテラシーの強化
ICT 教育は現代の情報リテラシーを教えるのにもぴったり。
今の時代は、「どのように情報と付き合っていくのか」を子ども達も学ぶ必要があります。
- ネットいじめ
- リベンジポルノ
- フェイクニュース
- 違法ダウンロード
- ウイルス・ハッキング
危険から身を守るためにも、実際に使っていくことで学べることが多くあるはずです。
また、現代の必須スキル『プログラミング』の勉強などにも適していることも、ICT 教育の利点ですね。
⑤ 子どもが主役のアクティブラーニング
ICT教育は、子ども達を勉強の主役に、『生徒主導』の学びを実現してくれます。
現在では子どもの「わかった!」を蔑ろにして、授業要領に合わせて教師が進めていく授業が一般的ですね。
ただ、これでは子ども達が真の意味では学べていませんね。
そこで、次のようなテクノロジーを活用すると、生徒も積極的に授業に参加できるようになるはずです。
- アンケート
- 質問フォーラム(匿名可)
- プレゼンテーション用アプリ
こうしたタブレットなどの利用で、どの生徒でも楽しく学んでいける教育が待っていますよ。
《使い方次第では悪影響》 ICT 教育のデメリット4選
ICT 教育の4つのデメリットは下記になります。
- 健康にも悪影響!?
- 間違った使い方ができる
- 言語発達に悪影響があるかも
- 教員たちも慣れるのが難しい
順番に解説します。
① 健康にも悪影響!?
ICT 教育によって、タブレットの使用時間が増えていきます。
すると、子ども達への健康にこんな悪影響があるかもしれません。
- 肥満
- 視力の低下
- 社交性の低下
- 集中力の低下
- 不安感の増大
- うつ病の発症
- 睡眠の質の低下
- 偏頭痛・関節痛
- 感情(怒り)がコントロールできない
子どものうちから
② 間違った使い方ができる
タブレットが勉強にだけ使われれば問題は少ないです。
しかし、せっかくのインターネットを、間違った使い方をすると大問題です。
たとえば、こんな子供たちが増えてしまうかもしれません。
- ネットいじめを行う
- 動画を一日中見ている
- ゲームを何時間もプレイしている
学校の先生も、家庭での使い方までは制限できないので、それぞれの家庭の方で対応しなければいけませんね。
家庭ごとの格差が広がることになりそうです。
③ 言語発達に悪影響があるかも
ICT 教育による、子どもの長時間スクリーンを見る行為は、子どもの言語発達への悪影響が危惧されます。
研究でわかっているデータだけでも、次の三つがあります。
- 家族間の対話の時間が減ってしまう
- 不適切な言葉を覚えてしまう
- 言語に弱い脳にしてしまう
言語はコミュニケーションに欠かせない能力だけに、言語力の欠如は一生子どもに付き纏います。
ICT 教育を使うからこそ、一緒に話す時間を増やしていきたいですね。
④ 教員たちも慣れるのが難しい
新しい ICT 教育の流れに、教員たちもまだまだ慣れるのに時間がかかります。
教え方をガラリと変えていくのも、教え方が定まったベテランの先生ほど難しいかもしれません。
たしかに ICT は負担を減らしてくれるかもしれませんが、まずは導入に慣れていくことが大切です。
より教員の力が試されるような教育になっていくでしょう。
【まとめ】ICT 教育のメリットとデメリットを使いこなせ!
このように、この記事では、ICT 教育のメリットとデメリットについて紹介してきました。
メリットとしては、子どもにとっても嬉しいことばかりでしたね。
授業は楽しくなるし、理解もしっかりできる、現代にあったスキルも身に付けられます。
ただ、デメリットとして、タブレット端末の使いすぎがあげられましたね。
「どう家で使っていくのか」がかなり重要になりそうです。
実際、もう教育の ICT 化は止めることはできません。
ですが、ICT 教育のメリットとデメリットを理解した上で、「どのように使っていけばいいのか」考えてみてください。
先に使いこなせれば、これからの教育革命の波にも乗っていけますよ。
ほかにも、次のような疑問ありませんか?
- eラーニングと ICT 教育ってどう違うの?
- 情報端末はどう使っていけばいいの?
- 子どもがオンラインで学べるサイトはないの?
もし詳しく知りたいのなら、以下の記事がおすすめですよ。
コメント