効率的に成績を伸ばしたい学生「いまいち『ノートの取り方』がわかりません。ただ綺麗に書けばいいのか、あまり必要はないのか……」
こんな悩みに答えていきます
- 効率の良いノートの書き方9選
- 侮れないノートの更新作業
- 試験前のノートの活用方法
私は実際に、この記事で紹介する『ノートの取り方』で世界大学ランキング10位の大学(THE World University Ranking)を含め、複数の世界の大学に合格しました。
「こんな使い方もできるんだ!」とあなたのノートに活かせるアイデアがあるかもしれませんよ。
それでは見ていきましょう。
効率の良いノートの書き方
まずは、どのようにして「ノートを取っていくのか」についてご紹介します。
ここでは、以下の9つのポイントがあります。
- 手書きで綺麗に
- 授業のノートとは別
- 単元ごとにまとめる
- ペンの色は三色まで
- ルーズリーフがおすすめ
- なるべくページに余裕を持って書く
- 記号を使ってページ内の文字を減らす
- 重要なところには色ペンで下線を引く
- 疑問に思ったことも調べて書いておく
「こんなにあるの!」とたくさんに感じてしまうかもしれませんが、それぞれは非常にシンプルなので安心してください。
順番に解説していきます。
手書きで綺麗に
しっかり学びたいのなら、「手書きで綺麗に書く」ことを心がけられると良いでしょう。
というのも、自分で書いたことでノートに愛着を持てるからです。
すると、せっかく書いたのだからと、進んでノートを見返すようになりますよね。
また、「綺麗に書く」ことを心がけるのは、後であなたが読みやすいようにするためです。
実際、綺麗の基準は人それぞれなので、あなたがスラスラと読めるような文字だったら構いませんよ。
よって、「手書きで綺麗に」を気をつけてノートを取りましょう。
授業のノートとは別
『ノートを取る』ことになったら、授業用のノートとまとめ用のノートは分けましょう。
なぜなら、授業用ノートはそれほど重要ではないからです。
授業中に書こうと思うと、先生の話を聞きながら、教科書を読みながらと作業が多いありませんか?
なので、授業用ノートには先生の言っている重要そうなことをメモる程度で、授業に専念しておくのです。
そして、後で「まとめ用のノート」にゆっくりと書いていくのがコツになります。
単元ごとにまとめる
「まとめ用のノート」についてですが、単元が終わるごとにまとめていきましょう。
というのも、授業ごとのまとめでは、理解が十分に行き渡っていないことが多くて、上手くまとめられないからです。
また、時間が経ってしまうと、せっかく学んだ知識もあやふやになってきます。
さらに、一度にまとめる量が多いと、やる気も出にくいですよ。
なので、単元が終わったら、その週末にでもノートにまとめることをおすすめします。
ペンの色は三色まで
ノートに使うペンの色は黒・赤・青の三色がベストになります。
なぜなら、色が多すぎると、ゴチャゴチャとノートが大変見辛くなってしまうからです。
対して、三色はまとめるのに最低限必要な色で、それぞれの色に用途がしっかりとあります。
この先で詳しいことは紹介していくので、楽しみにしてくださいね。
ルーズリーフがおすすめ
個人の好みが別れますが、「まとめ用のノート」にはルーズリーフがおすすめです。
というのも、最初に「綺麗に書く」とあげたように、ルーズリーフは綺麗にかけなかった場合の保険になります。
つい消しゴムで消しているときに紙に折れ目がついてしまったことはありませんか?
実は、ノートに愛着があるほどそうした小さな傷に気になってしまいます。
そこで、自暴自棄になって、ノートを取ることをやめるぐらいなら、ルーズリーフを選んでおいた方が良いということです。
なるべくページに余裕を持って書く
ノートを書くときは、きちきちに積めるのではなく、余裕を持って書いていきましょう。
タイトルを書いたら空白を設けるだったり、ある一定のルールを決めて書いてくと、ノートが見やすくなります。
ノートは見やすさ・読みやすさが命なので、ただ書くだけというのは避けましょうね。
また、スペースが空いていれば、付け足したい内容がある場合でも対処ができますよ。
余白の大きさは感覚的なものになるので、だんだんと「このぐらい開けておけばいい」とわかるようになるはずです。
記号を使ってページ内の文字を減らす
ノートを取るときには、できるかぎり文字を減らしてください。
なぜなら、パッと見たときの印象が「ギッチリとサッパリ」があれば、サッパリの方が見やすいからです。
たとえば、こんな記号を使うと文字を削減できます。
- ー>(右矢印):すると(結果)
- <ー(左矢印):なぜなら(理由)
- ・・・(三点リーダー):とは(定義・説明)
- ※(米印):注意(気をつける点)
- E.g.:たとえば(例)
他にも、インデント(字下げ)や「」カッコを使えばさらに見やすくなりますよ。
あなたにしっくりくるノート記号を探してみてくださいね。
重要なところには色ペンで下線を引く
三色の色ペンは、重要度に分けて下線を引いていく際に使います。
まず、重要度は順番に「赤の下線」そして「青の下線」、最後に下線なしの「黒の文字」です。
ペンを変えて色ペンで書くのもいいのですが、いちいち判断する必要があるのでノートを取るのに時間がかかってしまいます。
そこで、一通り黒色(シャーペンや鉛筆など)で書き終えた後に、下線を引くことができるので効率的にまとめることができますよ。
また、あとで重要だと気がついた時でも、さっと線を引けば解決するので楽なのです。
「何が重要で、何が重要ではないのか」は教科ごとや個人のさじ加減によって違うので、まずは一通り書き終えてしまうことを優先しましょうね。
疑問に思ったことも調べて書いておく
最後のポイントとして、疑問に思ったことを調べてみることが大切です。
つまり、ただ教科書の内容や授業の内容をコピーするだけの「ノート取り」はいけないことになります。
なぜなら、「どうしてなんだろう?」と思って調べることで、より記憶に定着しやすいからです。
ネットで調べるのもいいですし、先生に聞いてみるのも良いでしょう。
そして、そこまでしても、その疑問が理解できるとはかぎりません。
ですが、その時間は無駄ではなく、しっかりとあなたの中に残っているのですよ。
このように、ノートを取ることは、三つの役割をになっていると言えますね。
- 知識を整理する役割
- 知識を定着させる役割
- あとで思い出させる役割
これらを全てできるからこそ、成績を伸ばすのには効率的なんです。
侮れないノートの更新作業
ノートを書き終えたら終わりではありませんよ。
そこで侮ってはいけないのが、「ノートの更新」する作業です。
ここでは、色ペンを使ってどのように更新させていけばいいのかを解説します。
ノートの更新していく内容は、基本的にテストや過去問で間違えたポイントになります。
ですが、赤ペンと青ペンの二つがありましたよね?
ここでも、ペンごとに使い分けていきます。
- 「ここは間違えていけないだろ!」という内容には、赤文字(赤ペン)を使う
- 「覚えておいた方が良さそうだな」という内容には、青文字(青ペン)を使う
これらは、対応する単元のページの余白に書いてあげればいいですよ。
こうした地道な作業を、過去問や練習問題で間違えたところや抜けていたところをベースに書いていくのです。
試験前のノートの活用方法
「まとめノート」は書いただけでは終わりません。
目を通すことに意味があるのです。
そこでポイントになってくるのが、これまで使ってきた色ペンたちです。
優先順位をつけるのなら、以下のようになります。
- 赤文字
- 青文字
- 赤下線
- 青下線
- 黒文字
たったの三色ですが、5つの色を使うよりもノートがかなり見やすいです。
なので、最低限は目を通しておきたい場合など、状況に分けてノートを読んでいくことができます。
たまに、試験前に、教科書を必死に読んでいる生徒もいましたが、このノートがあれば「さささぁーーっと」おさらいができてしまいますよ。
私も試験前3日ぐらいになると、喉が枯れるほど音読していました。
ここでは、黒文字を追っていったのですが、やはり何回も見ている赤文字や青文字(重要度高め)はほとんど覚えられますね。
ちなみに、高校の最終試験のときには、ノートも100ページ以上でしたので、一回読み通すのに3時間以上かかっていました。
ただ、そのおかげで大学にも合格できたので満足です。
まとめ:「ノートの取り方」を参考すべし
このように、私が実践する「ノートの取り方」をご紹介しました。
現状、この方法が私に合っていますが、完璧にあなたにもフィットするのかは分かりません。
なぜなら、人によって「ノートの取り方」が違うからです。
私の場合は、ノートに勉強の大きな比重をおいているので、また違った「ノートの取り方」だったかもしれませんね。
ですが、色ペンの使い方ひとつをとっても、活用できそうなアイデアではなかったですか?
全てをコピーするというよりは、参考になるところを使ってみることから初めてみるといいですよ。
もしTOEFLの対策方法に興味があれば、つぎの記事で徹底解説してあります。
この記事が役に立ったのなら嬉しいです。
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