環境問題が気になる女性「なにかと地球温暖化って耳にしますが、何がなんでしたっけ?さっと温暖化についておさらいさせてください」
そんなあなたのためになる記事です。
温暖化に、気候変動、フロンガスや温室効果ガス、そして再生可能エネルギー。
わかるようでわからない、ニュースでもよく見かける言葉たちです。
そんな中でも『地球温暖化(グローバル・ウォーミング)』をみておくと、地球の抱えるさまざまな環境問題を考える上で役立ってきます。
- 地球温暖化の原因
- 地球温暖化による影響
- 地球温暖化を防ぐ対策
- 個人で温暖化を防ぐためにできること
この記事では、このような地球温暖化について最低限知っておいてもらいたいことを、ご紹介していきます。
それでは見ていきましょう。
地球温暖化の原因
地球温暖化の原因は、人為的に排出された温室効果ガスによる温室効果にあります。
ただ、こう言われてもわかりにくいですよね?
そこで、まずは温室効果(グリーンハウス効果)が何なのかを理解していきましょう。
温室効果(グリーンハウス効果)とは
温室効果は、その名のとおり、ビニールハウスのように熱を閉じ込めることで、内側の気温を上げる現象です。
そのビニールの役割は、大気(地球をつつむ気体の層)が担っています。
そんな大気が、本来地球から反射・放出されてしまう太陽からの熱エネルギーを、地球に向けて再反射することで、大気の内側に熱を閉じ込めているのです。
この温室効果には、二つの種類があります。
- 自然におこるもの
- 人為的な原因があるもの
自然におこる温室効果は、つまり元々の大気による温室効果をさします。
もしこの温室効果がなかったとすると、マイナス18度の極寒の中に生きることになったでしょう。
ですが、室温が27度ぐらいですよね?
今ある住みやすい温度なのは、すべて ‘良い’ 温室効果のおかげになりますね。
対して、人為的な原因がある温室効果は、地球温暖化を引き起こしている現象になります。
大気の成分が、大気汚染をふくむ人為的な原因によって、変わってしまうのです。
とくに次のような温室効果ガスが増えると、温室効果がさらに加速します。
温室効果ガスの一例 | ||
---|---|---|
水蒸気(H2O) | 二酸化炭素(CO2) | メタン(CH4) |
一酸化窒素(N2O) | クロロフルオロカーボン(CFCs) | ハイドロフロオカーボン(HFCs) |
そうして、人為的な原因のもと、温室効果が気温上昇や地球温暖化へとつながっていきます。
有害な温室効果ガスの出どころ
二酸化炭素をふくむ、必要以上の温室効果ガスの出どころはさまざまです。
以下のデータを見てみましょう。
- 72% エネルギー:
- 31% 発電・発熱
- 15% 交通(自動車や飛行機など)
- 12% 製造・建設
- 11% 酪農(家畜の飼育)
- 6% 工業プロセス
- 6% 林業(森林伐採など)
- 3% ゴミ処理
こうしてみると、発電での脱炭素化の重要性がわかりますよね。
太陽光発電や水力発電、バイオマス発電などのに注目が集まるのも納得です。
ほかにも、電気自動車(EV)やヴィーガン(完全菜食主義者)も最近ではよく耳にしますね。
このような人為的につくられた温室効果ガスたちが、地球温暖化に起因しているのです。
これだけわかっただけでも、ニュースの見え方が変わりますよ。
ですが、いまいち地球温暖化がなにを意味するのか理解できていない方もいるかもしれません。
そこで、続いては「地球温暖化がどうしてそれほどまでに危険なのか」を解説していきたいと思います。
地球温暖化による影響
地球温暖化の影響については、いくつか知っている方も多いのではないでしょうか?
気候変動だけにおいても、影響はたくさんあります。
- 気温の上昇
- 真夏の熱波
- 豪雨と洪水
- 干ばつと砂漠化
- 台風やハリケーンの多発
近年日本でも、冬が暖かったり、夏が悶えるほど暑いのは、地球温暖化の影響とされていますね。
ほかの気候変動も、世界各地で起きていますが、実感がないかもしれません。
ただ、これらの気候変動がさらに、農業にも影響してくると、すぐに実生活でもわかるようになります。
収穫ができる土地、収穫できる野菜や果物が限られてくると、自動的に食べ物の値段も上がっていくでしょう。
このように、まだ人類滅亡などの大スケールではないにしても。あなたの生活を確実に脅かしてきますよ。
だからこそ、地球温暖化を防いでいこうという心意気が大切になりますよ。
地球温暖化を防ぐ対策
地球温暖化を防ぐ対策では、国ができること、そして個人ができることを考えていく必要があります。
まずは、国ができることを見ていきましょう。
国家規模での温暖化対策とは
国ができるのは、人為的な温室効果ガスの供給源を減らしていくことです。
- 環境税(炭素税など)の増税
- 電気自動車や燃料電池車への補助
- 石炭や石油による火力発電の規制
- 太陽光や風力、水力などのエコなエネルギーの推奨
- その他、国規模での環境プロジェクト
なにか明確な答えがあるわけではありませんが、原因に着目して、温室効果ガスを減らしていくことが大切です。
このような大きな規模での対策を講じるには、やはり国に頼るしかありません。
だからこそ、環境活動家グレタ・トゥンベリさんにも注目が集まっているのですよね。
ただ、即効性が欲しいのなら、個人の規模での温暖化対策はいかがですか?
個人で始める温暖化対策とは
個人ができるのは、人為的な温室効果ガスの需要を減らしていくことです。
- 植林ボランティアへの参加
- 環境ベンチャー企業への投資
- エアコンや乾燥機、照明などの節電
- ベジタリアン(菜食主義)への転身
- 電気自動車や燃料電池車への乗り換え
日頃の小さなことから、大きな決断がせまられる対策がありますね。
やはり家計簿でもそうですが、必要のない消費を切り詰めていくことの効果は絶大でしょう。
また、一人ひとりでは効果は薄いかもしれませんが、人が増えれば効果も上がります。
このように、地球温暖化を理解できた上で、わたしたちに何ができるのかを知っておくだけでもいいです。
知っていれば、ふと思い出した時に、「電気を消しておこう」そう思えるかもしれませんね。
まとめ:地球温暖化のためにできること
このように、この記事では、地球温暖化の原因と影響、そして対策についてご紹介してきました。
「もう知っていよ!」という内容から、「へぇ〜なるほどな」という内容まで、さまざまだったかと思います。
ですが、これだけ理解しているだけでも、EU(欧米連合)の「水素戦略」についても、「NO COAL JAPANキャンペーン」についても、ニュースがわかりやすくなるでしょう。
この記事が役に立ったのなら、嬉しいです。
もし環境にやさしいエネルギーとして注目されている『水素エネルギー』に興味があるのなら、こちらから読んでみてください。
ほかにも、地球温暖化の原因としても取り上げられている、石油・ガス業界への理解を深めたいのなら、次の記事が参考になるはずです。
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