科学の偉人に興味がある男性「科学の世界でスゴい人って沢山いるんでしょ?わかりやすく誰が何をしたのか知りたいです」
そんな疑問にお答えします。
- 1803〜1873年:ユストゥス・リービッヒ
- 1809〜1882年:チャールズ・ダーウィン
- 1822〜1895年:ルイ・パスツール
- 1834〜1907年:ドミトリ・メンデレーエフ
- 1879〜1955年:アルベルト・アインシュタイン
- 1887〜1915年:ヘンリー・モーズリー
- 1896〜1937年:ウォーレス・カロザース
この記事では、歴史・理論などのお話しは少なめに、さらっと彼らの偉業や名言を紹介していきます。
それでは見ていきましょう。
19世紀最大の化学者「ユストゥス・リービッヒ」とは
「化学を学んで何に役に立つんだよ」と疑問に思ったことはありませんか?
ユストゥス・フライヘル・フォン・リービッヒは、さまざまな分野でも化学の価値を見出しました。
たとえば、つぎのような分野で多岐に及ぶ偉業を残しています。
- 世界で初めて大学の科学実験室をつくる
- 農業に便利な化学肥料を考えつく
- 生物学ではエネルギーの源を考察する
- 加工食品でも知られるマーマイト(Marmite)を生産、など
ある分野学んだ知識を他に活かすのは、なかなか思いつくことではないですよね。
それができたからこそ、彼は19世紀最大の化学者とまで呼ばれているのです。
「もし化学者になりたいのなら、身体を壊すつもりでいろ。そのほど勉強できないというなら、化学では何も成し遂げることはできないよ」
これはリービッヒが、のちにベンゼンの形を発見することになるドイツの化学者ケクレに送った言葉です。
とても辛辣ですが、身を投げ打つほどの気概がないと何かを成し遂げるのは難しいのかもしれませんね。
リービッヒの業績や偉業について、詳しくはこちらの記事に書かれています。
進化論の父「チャールズ・ダーウィン」とは
小学校でも学ぶ、人類は猿から進化してきたというお話。
そんな、太古から生物はだんだんと進化してきたと最初に唱えたのがチャールズ・ロバート・ダーウィンです。
今では当たり前かもしれませんが、昔は神様がすべてを創造したと信じられていたのですよ。
そこで周りに一喝を入れたダーウィンの勇気には恐れ入ります。
また、一般向けにわかりやすく本を書いたところが、彼の綿密さを表していますね。
彼の著書『種の起源』は今でも読まれている有名な一冊ですよ。
彼の名言につぎの一文があります。
「1時間を平気で無駄にできる人間は、人生の価値を見いだせていない」
シンプルですが心に刺さる一言ですね。
実は近年、「ダーウィンの進化論は間違っている」という考えが広がっています。
もしどうしてなのか気になるのなら、ぜひつぎの記事を読んで確かめてみてください。
近代細菌学の祖「ルイ・パスツール」とは
ルイ・パスツールの偉業が一番身近に感じられるのはきっとワクチンでしょう。
新型コロナウイルス(covid-19)についても、よく「ワクチンができれば収束する」なんて聞きませんか?
実は、今の形である弱らせた病原体を摂取することで抗体をつくるワクチンにしたのはパスツールです。
なので、パスツールは結核菌の発見で知られるコッホとともに、近代細菌学の祖と呼ばれています。
「不毛な懐疑心に侵されるな」
つまり、根拠もないのに「こんなのはありえない」とつっぱねるなということです。
固定観念に縛られていたら、新しい発見も難しいのかもしれませんね。
ルイ・パスツールの他の発見には、今につながる画期的な発見がワクチン以外にもありますよ。
もっと知りたいのなら、つぎの記事をチェックです。
周期表の父「ドミトリ・メンデレーエフ」とは
「化学と言ったら周期表!」という方も多いかと思います。
では、誰がそんな周期表を発見した不思議ではありませんか?
その人物こそが、周期表の父「ドミトリ・メンデレーエフ」になります。
「証拠は必要ない。文法と違って、自然の摂理は例外を受け付けない」
まさに彼らしい言葉ですね。
実際、彼の掲げた周期表には証拠たるものはなかったのですが、それでも正しかったからこそ言えたのでしょう。
メンデレーエフの周期表発見には面白い逸話があります。
もし興味があるのなら、ぜひ次の記事を読んでみてください。
相対性理論の父「アルベルト・アインシュタイン」とは
彼の名前を知らない人はいないでしょう。
「アルベルト・アインシュタイン」ノーベル賞を受賞したことでも知られる有名な物理学者です。
彼の名言はたくさん残っていますが、この名言は知っていますか?
「狂気:それは何度も同じことを繰り返しているのに、違う結果を求めること」
変化が必要だということですが、今のままでは嫌だと思っていても、何も行動できていない方も多いかと思います。
ちなみに、有名にもかからわず、アインシュタインが何をしたのかを理解している人は少ない印象です。
- 「光電子仮説と光電効果」
- 「ブラウン運動」
- 「相対性理論」など
それぞれどんなものなのか、答えられますか?
もしそれぞれの意味を簡単に知りたいのなら、つぎの記事で説明しています。
また、アインシュタインが舌出しで知られる訳もご紹介していますよ。
周期表を完成させた男「ヘンリー・モーズリー」とは
先ほど登場したメンデレーエフの周期表には根拠がなかったとお話ししました。
そこで元素番号を用いて、今の周期表の完成形にグッと近づけたのがヘンリー・モーズリーになります。
実は、それを成し遂げたのが20代半ば、まさに若き天才でした。
彼の名言は少ないので、彼について語ったルテチウム(Lu)の発見者ユルバンの言葉です。
「私の20年のレアアースの研究を彼はモーズリーの法則で結論付けた……」
モーズリーの天才さがわかる言葉ですね。
ただ、名言が少ないのも、彼が若くして命を落としてしまったからです。
もしモーズリーの生涯について踏み込んで知ってみたいという方は、つぎの記事から読んでみてください。
化学繊維の父「ウォーレス・ヒューム・カロザース」とは
ウォーレス・カロザースは誰も知ってる化学繊維ナイロンの開発者です。
ナイロンと言えば、シルクのような滑らかさで有名でしょう。
女性には親しみ深いストッキングにも使われていることがありますよ。
そんな彼が残した名言がこちらです。
充実した生活を送っている今、天然資源が限られていることを知るのは難しいです。アメリカの人口が増えていく今、資源を大切に使っていかないと生活水準が落ちていくことでしょう
少々長い引用にはなりますが、今の世界を見るとなおのこと彼の言葉が実感できますね。
百年前からわかっていたのに、それでもまだ解決していないことを考えると彼には面目ないです。
もしカロザースの研究と彼の悲しい生涯を知っておきたい方は、つぎの記事から詳しく学べます。
まとめ:偉人からは学べることが多い
このように、この記事では、19世紀生まれの7人の偉大な科学者たちをご紹介してきました。
どの方も本当に凄い方々ばかりですよね。
彼らのたくさんの発見があったことで、今日の生活があることが実感できたかと思います。
また、発見だけでなく、彼らの残した言葉や思い、意志は私たちにも学べることが多いです。
ぜひ人生の成功者たる大先輩から学べることは学んでおきましょう。
今後も順次追加していく予定なので、すぐに読めるように私のTwitterのフォローをおすすめします。
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「有機化学のなにが面白いのか」について書いた記事もあるので、興味のある方はぜひ読んでみてください。
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