【有機化学で就職したい】化学業界の分野や仕事を徹底解説

就職活動中の理系学生「2020年で有機化学の知識が活かせる就職先を知りたいな。いろいろな業種があるらしいけど、もっと明確に企業や仕事内容についても理解しておきたい！」

今日はこんな疑問に答えていきます。

就職先のリサーチはとっても重要で、ネームバリューや周りに流されて就職すると仕事をすぐ辞めてしまうケースも。

この記事を通して、有機化学の先にある明確な就職ビジョンを描いていきましょう。

もし有機化学の楽しめる学び方を知りたい方は、先に『有機化学を好きになる秘訣【誰でも楽しく学べるように】』を読んでみてください。

有機化学には活躍できるステージが10個以上も

これは、下記のような化学工業に応用されています。

お薬や生活用品から石油商品やその他の化学素材まで、多様な業界に有機化学は利用されていますね。

各業界ごとにいくつか企業の例をみてみましょう。

さまざまな有名会社の名前が立ち並んでますね。

このように、有機化学を専攻した未来には、さまざまな業界で働き貢献するチャンスがありますよ。

有機化学を活用する２種類の仕事

活躍する業界は多岐に渡りますが、実際にする仕事のタイプは下記の二つに分かれています。

順番にみていきます。

分析・研究開発

分析・研究開発の仕事では、企業や大学のロボでの分析や実験がメインです。

なので、業務の内容としては、次の３つのステップに携わることになります。

たとえば、製薬会社の場合の場合は、次のような場面での活躍が期待されます。

ここでは、さまざまな分野のライバルが存在します。

なので、就職したい企業の業界内で「有機化学がどのような意義があるのか」を理解しておくと、企業面接でも役に立ちますよ。

プロセス化学

プロセス化学とは「ラボで合成された物質を効率よく工業生産するための学問分野」
引用：外輪健一郎 プロセス科学と化学工学と医薬品製造

なので、ここでは分析・研究開発の結果に基づいて、商品生産の工業化の効率化を行っていきます。

たとえば、製薬会社の例を使うと、薬を生産するプラントの管理などが業務内容です。

ここで対等してくる分野は、化学工学を始めとする工学部になります。

ですので、ここでも有機化学と他分野をしっかりと差別化することが就職を成功させる鍵ですよ。

有機化学の仕事に必要なスキルと実績は？

基本的に、大学で学ぶことが仕事をこなすには足りません。

そのため、ほとんどの企業がそれぞれ化学分野の教育を時間をかけて行うがほとんどです。

ですが、「習うより慣れろ」の精神でどんどん仕事をこなしていくタイプの企業もあるので、前もって情報を集めておきましょう。

また、研究開発の分野では特に修士号や博士号が有利な場合が多いです。

なので、研究開発の道に進みたいのなら、「大学内外のラボでたくさんの研究経験を積む」か「興味のある分野で大学院に進学する」のが賢明でしょう。

有機化学の分野別・化学企業ランキング

最後に、有機化学を通して就職できる化学企業をランキング形式で見てみましょう。

それぞれの分野ごとに売上総利益(19年03月)で企業を並べてあります。

それぞれを順番にみていきましょう。

総合化学の企業ランキング

引用：『総合化学業界のランキングと概況』

化粧品の企業ランキング

引用：『化粧品業界のランキングと概況』

製薬会社の企業ランキング

引用：『製薬・医薬品業界のランキングと概況』

石油化学の企業ランキング

引用：『石油･石炭製品業界のランキングと概況』

繊維系の企業ランキング

引用：『繊維業界のランキングと概況』

工業用ガスの企業ランキング

引用：『産業用ガス･薬品業界のランキングと概況』

ゴム工業の企業ランキング

ゴム工業の企業ランキング

引用：『ゴム工業品業界のランキングと概況』

シリコンウエハの企業ランキング

引用：『シリコンウエハ業界のランキングと概況』

まとめ：有機化学の未来にある研究とプロセスの就職

この記事では『有機化学の就職・仕事』について紹介しました。

今日の学びをサックリまとめましょう。

このように、有機化学は様々な分野での活躍していて、これからの活躍も期待されます。

これらの情報がすべてではありませんが、多少なりとも参考になったら幸いです。