高校生のあなたは、課外活動にどんな意味を見出していますか?
課外活動とは、部活やアルバイト、ボランティアなど、学校の勉強以外で行う活動のことです。
課外活動は、あなたの人間性や能力を高めるだけでなく、大学入試にも大きな影響を与えることがあります。
しかし、課外活動をただやっているだけでは、その価値は伝わりません。
課外活動を効果的にアピールするには、どうすればいいのでしょうか?
この記事では、高校生の課外活動を大学入試でアピールする方法をご紹介します。
課外活動の書き方のコツや例文、課外活動がない場合の対処法などをお伝えします。
- 課外活動とは?高校生にとっての意義とは?
- 課外活動を効果的にアピールするコツ
- 課外活動の書き方の例文
- もし書くような課外活動がない場合は?
この記事を読んで、あなたの課外活動を最大限に生かす書き方を学びましょう。
さっそく始めましょう。
課外活動とは?高校生にとっての意義とは?
『 課外活動・校外活動(Extracurricular Activities)』とは、学業以外の活動です。
なので、勉強以外の過ごしている時間が、課外活動に当てはまりますよ。
たとえば、代表的なものとして以下のようなものがあります。
- 部活動
- 習い事
- 海外留学
- 趣味活動
- アルバイト
- インターン
- ボランティア
- 委員会・生徒会活動
- 大会やコンテストへの参加
課外活動を通して、自分の強みや弱み、目標や夢、価値観や思想などを発見したり、深めたりすることができます。
また、課外活動は推薦や海外大学の入試にも重要です。
あなたがどんな人間であるのか、どんな学生であるかを大学に伝えて、チャンスを掴みましょう。
課外活動を効果的にアピールする3つのコツ
課外活動はエッセイ・エントリーシートで自分をアピールするチャンスです。
しかし、同じ活動でも書き方や表現方法によって伝わる内容がまったく違います。
そこで基本となる3つのコツを押さえておきましょう。
- スキルと具体例を組み合わせよう
- どんな失敗をどう乗り越えたか
- 実績があれば一文を添えて
さっそく見ていきましょう。
コツ1: スキルと具体例を組み合わせよう
まず重要なのは、課外活動を通して「どのようなスキルを得られた/伸ばせたか」です。
スキルとは以下のようなものが挙げられます。
- 忍耐力(Perseverance)
- 計画力(Planning)
- 想像力(Creativity)
- リーダーシップ(Leadership)
- コミュニケーション能力(Communicative)
では、活動ごとに、どのスキルが当てはまるのか、2つから3つ書き出してみましょう。
それができたら、具体例の準備です。
そのスキルがまさに発揮できた実体験を思い出してみましょう。
たとえば、サッカー部の部長として以下のようなスキルを得ました。
- リーダーシップ:練習をサボる3人の部員と一人ずつ話し合い、部活に参加してくれるように説得できた。
- 計画力:毎日トレーニングの後には、日記に三つの反省点と改善できることをまとめた。
- 創造力:新しい戦術やフォーメーションを考えて、試合で実践しました。
最後に、スキルと具体例を組み合わせて、書いてあげましょう。
コツ2: どんな失敗をどう乗り越えたか
次に重要なのは、「能力だけでなく、ストーリーも持たせる」ことです。
ストーリーとは、課外活動で起きた出来事やエピソードのことです。
特に効果的なのが「失敗談」です。
失敗談を書くときは以下のポイントを押さえましょう。
- どんな失敗だったか
- どう乗り越えたか
- どんなことが学べたか
たとえば、ボランティア活動で以下のような失敗談がありました。
- どんな失敗だったか:子供向けのイベントで担当したゲームが盛り上がらず、子供たちが退屈そうにしていた。
- どう乗り越えたか:他のボランティアスタッフと協力して、ゲームのルールや景品を変更したり、声掛けや応援をしたりして、子供たちの興味を引こうとした。
- どんなことが学べたか:子供たちのニーズや感情に寄り添うことや、柔軟に対応することの大切さを学んだ。
最後に、失敗談から学んだことを書いてあげましょう。
コツ3: 実績があれば一文を添えて
最後に、やはり押さえておきたいのは、活動実績です。
もちろん必須ではありませんが、あるに越したことはありません。
小さい大会でも優勝したのなら、しっかりと一文添えてあげましょう。
ただ、スポーツ推薦のように、部活動自体がメインとなる実績でない限りは、自慢ではなく、提示する」そこがアピールの底上げをしてくれますよ。
ぜひ何か実績があるのなら、書いてあげましょうね。
課外活動の書き方の例文
それでは実際に課外活動を書くときの例文をみてみましょう。
以下は私が作った架空の例文です。
参考にしてみてください。
例文1: サッカー部
私はサッカー部で失敗も多く経験しました。例えば、県大会で準決勝まで進んだ時には、相手チームに圧倒されて0-5で負けてしまいました。その時は悔しくて泣きましたが、仲間や先生から励まされて立ち直ることができました。この失敗からは、チームワークや精神力の重要さを学びました。私はサッカー部で3年間にわたって活動し、県大会でベスト4に入るなどの実績を残しました。サッカー部での活動は、私にとってかけがえのない経験でした。」
例文2: ボランティア活動
私はボランティア活動で子供向けのイベントを担当しましたが、ゲームが盛り上がらずに失敗しました。しかし、他のスタッフと協力してゲームを改善し、子供たちに楽しんでもらうことができました。この経験から、子供たちのニーズや感情に寄り添うことや、柔軟に対応することの大切さを学びました。私はボランティア活動で1年間にわたって参加し、合計100時間以上の奉仕時間を積みました。ボランティア活動での活動は、私にとって社会貢献や人間関係の価値を教えてくれました。」
もし書くような課外活動がない場合は?
帰宅部にもなると、「課外活動として書けることがなにもない」そんな高校生もたくさんいます。
では、趣味を課外活動にしませんか?
基本的にどんな趣味でも、アピールできる課外活動にすることは可能ですよ。
たとえば、映画やアニメ鑑賞が趣味なら、それらの感想・レビューをまとめてあげましょう。
こうした映画やアニメ鑑賞を通じて、
- 文章にして伝える力
- 作品に対する共感能力
- 展開の先をイメージする創造力
などのスキルアップが測れます。
ほかにも、以下のような趣味でも課外活動としてアピールすることができますよ。
- 家事
- ゲーム
- シッピング
- YouTube視聴
- プログラミング
それぞれがどうあなたの能力を引き出しているのか、ぜひ考えてみてください。
これらは書き方次第で、十分にアピールになる課外活動になりますよ。
ただ、より大学への推薦入試を考えるのなら、おすすめの活動はまた別にあります、
もし受験に有利な課外活動に興味があるのなら、次の記事はチェック必須ですよ。
【まとめ】課外活動で自分らしさをアピールしよう
この記事では、
- 課外活動とは何か
- 課外活動から学んだことやスキル
- 課外活動で大学が見るポイント
- 課外活動を効果的にアピールする方法
などについてご紹介しました。
ですが、課外活動は大学に課せられてるわけではありません。
あなた自身の成長や楽しみでもあります。
この記事で紹介した部活やボランティアなどの課外活動を効果的にアピールする方法を参考にしてみてください。
あなたの課外活動が、あなたの魅力を伝えるきっかけになることを願っています。
読んでいただきありがとうございました。
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