機械学習に興味がある男性「最近、機械学習や人工知能(AI)などが注目されてますよね? 機械学習は何なのか・なぜ注目されてるのかを知りたいです」
そんな悩みにお答えします。
- 機械学習(マシンラーニング)とは
- 【用例】機械学習が注目される理由
- これからの仕事事情
この記事では、機械学習とは何かをプログラミング初心者にもわかるように説明します。
そして、どこか気になる、注目のわけにも迫っていきますよ。
本記事を読み終わるまでに、機械学習の魅力・凄さに気づけているはずです。
それでは見ていきましょう。
機械学習(マシンラーニング)とは
機械学習(マシンラーニング:ML)とは、パターンと推論をもとにコンピュータが学習することを指します。
この学習したデータをもとに、結果を予測したり、決定することができますよ。
機械学習には、さまざまな活用例があります。
- 自動翻訳
- 自動運転
- 株価予想
- 文章解析
- 画像認識(顔認証・手書き)
- 検索エンジン
- 作業の最適化
これらはどれも何かしらのデータをもとにしています。
たとえば、自動翻訳の場合は、英和辞書などのたくさんのデータに加えて、実際に翻訳した両言語のデータを取り入れます。
そして、それらからアルゴリズムをもとに「この時はこう置き換えればいいのだ」とパターンを学んでいきます。
ちなみに、アルゴリズムとは、プログラミングによる機械に対しての説明書のように理解してください。
そして、すべてを学ぶ終えた後に、翻訳したい文章が入力されると、これまでわかったパターンを元に、翻訳が可能になるのです。
このように、機械学習は、データを入れて、そこから学ぶことで、次を予想できる、その一連の作業をこなすことなのですよ。
【用例】機械学習が注目される理由
機械学習が各業界で大きな注目を浴びている理由は、先ほど活用例でさらっと登場していた『作業の最適化』にあります。
最適化とは、どうすればもっとも効率よく生産/製造/提供できるのかです。
効率よくすることは、つまり、より短い時間・より低いコストでより多くの作業をこなすことを指します。
そんな効率化はすべての会社の切実な願いです。
いままでは「ある要素や項目がどのように結果に影響を出すのか」を調べていましたよ。
そうすれば、その要素の適切な値がわかりますからね。
たとえば、次のような関連性があります。
- 水の量がどの値だと、収穫量にプラスの影響があるのか?
- どのタイプの材料を加工すると、コストを下げられるのか?
- 笑顔でサービスすることで、どれだけクレームが減少するのか?
これがわかると、より効率的な生産/製造ができますよね。
しかし、これは難しいもので、一流の研究者とはいえでも、ちゃんとした関連性を見つけるのか簡単ではないのです。
また、理工学や経済学なら理論上に進むはずと思うかもしれませんが、さまざまな要素が絡み合ってくる現実では実験のようにうまくいきません。
そんな複雑な関わり合いを解き明かすのは、非常に難しいのです。
そこで生きてくるのが、機械学習(マシンラーニング)になります。
複雑な公式は必要とせず、機械が要素たちの関連性を自動で見つけてくれるわけです。
簡単ではないですか?
データを入れてあげれば、結果を出してくる。
どうすれば効率化できるのかも、すべて教えてくれます。
だからこそ、面倒な過程を飛ばすことができる機械学習が、すべての業界からの注目を集めているわけです。
これからの仕事事情
機械学習が便利だとわかりましたが、さまざまな仕事が奪われそうだと感じませんでしたか?
- 機械・化学・農業エンジニア
- ビジネスアナリスト
- 金融業・不動産業
- アドバイザー
いままで効率化を進めてきた職種にとっては大打撃ですね。
また、いままで分析・決定・選択・判断に関わってきた職種も、過去のデータに基づいた機械が代替できるようになります。
なので、かなり厳しい現実が突きつけられることになりそうです。
では、仕事が奪われる代わりに、需要が増えていく仕事には何があるでしょうか?
そこで鍵になるのが、機械学習や人工知能(AI)の発展・利用に携わる職種です。
- 電気エンジニア
- ソフトウェアエンジニア
- データサイエンティスト
- コンピュータエンジニア
- コンピュータサイエンティスト
これから世界を大きく変えていく機械学習に先んじて、仕事を選んでみるのもいいかもしれませんね。
また、これからは、どの仕事にしても、やはりプログラミングを利用する最低限のスキルは必要になってきそうです。
まとめ:機械学習を実際に学んでみよう!
このように、この記事では、機械学習とは何か・その注目のわけ・その影響による仕事事情を解説してきました。
ざっくりと機械学習(マシンラーニング)という概念を外側から理解できたかと思います。
もし機械学習を学んでみたいと思ったのなら、『コーセラ(Coursera)』の無料コースが非常に参考になります。
実際に手を動かして学んでみると、機械学習を内側からも理解できますよ。
この記事が役に立ったのなら、嬉しいです。
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